SNS集客はどれから始める?60代の9割超が使うのはLINEだけ|中小企業のSNSの選び方【総務省2026年公表】

SNS集客はどれから始める?60代の9割超が使うのはLINEだけ|中小企業のSNSの選び方【総務省2026年公表】

「うちもSNSをやったほうがいいのは分かる。でも、どれから始めればいいの?」——インスタ、LINE、YouTube、TikTok、X、Facebook。調べるほど選択肢が増えて、手が止まってしまう社長は少なくありません。この記事では、総務省の最新の調査(令和7年度、2026年6月公表)の年代別の利用率をもとに、どの年代の人がどのSNSを使っているかを一覧にしました。そのうえで、SNSより先に整えたいGoogleマップ、LINE公式アカウントの料金、SNSごとの向き・不向き、業種別の例まで整理しています。自社が「最初の1つ」を決められることがゴールです。

結論:目的と客層で「最初の1つ」を決める

SNSは、名前で選ぶより「誰に、何をしてほしいか」で選ぶのがおすすめです。目的が決まれば、最初の1つはほぼ決まります。

してほしいこと最初の1つ理由(数字は総務省 令和7年度調査)
近くの人に、来店・問い合わせをしてほしいGoogleマップ(Googleビジネスプロフィール)SNSではありませんが、お店や会社を探している人が見る場所です。登録は無料
いまのお客さまに、また来てほしい・連絡を取りたいLINE公式アカウント全年代で92.9%、60代でも92.0%が利用。無料プランは月200通まで
新しいお客さまに見つけてほしい(20〜40代・女性が多い、見た目で伝わる商売)Instagram20代82.6%・30代76.6%・40代67.1%。女性は63.4%
新しいお客さまに見つけてほしい(年代が幅広い、説明が要る、単価が高い)YouTube50代84.9%・60代72.6%。上の年代まで届きやすい
10〜20代に知ってほしい(採用を含む)TikTok か InstagramTikTokは10代67.9%・20代61.5%、Instagramは10代69.3%・20代82.6%

※この表は、総務省の利用率をもとにしたツクシの提案です。業種や地域によって合うものは変わります。

迷ったら、上から順に見てください。近くのお客さまが中心の会社なら、まずGoogleマップとLINE。新しいお客さまを増やしたいなら、客層の年代でInstagram・YouTube・TikTokから1つ選ぶ。この順番です。

SNSの前に:近くのお客さまにはGoogleマップ、いまのお客さまにはLINE

来店・問い合わせが目的なら、先に「地図で見つかる状態」を

飲食店、美容室、工務店、士業事務所。地域のお客さまが相手の商売では、お客さまは「近くの○○」と調べて、地図で出てきたお店や会社を見比べます。SNSを始める前に、Googleマップに正しい情報が出ているかを確かめてください。営業時間、電話番号、写真、サービス。ここが空っぽのままだと、SNSで知ってもらっても、調べた先で迷わせてしまいます。

Googleビジネスプロフィールの登録は無料です。登録とオーナー確認の手順、口コミのお願いのしかたはGoogleビジネスプロフィールの登録と使い方にまとめています。

いまのお客さまとつながり続けるなら、LINE公式アカウント

一度来てくれたお客さまに、休業日のお知らせや季節のご案内を届けたい。そんな目的なら、LINE公式アカウントが向いています。総務省の調査では、LINEは全年代で92.9%が利用していて、60代でも92.0%です。お客さまに新しいアプリを入れてもらう必要がほとんどありません。料金と送れる通数は下の節で説明します。

年代別に見る、どのSNSを誰が使っているか

ここで使うのは、総務省の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」です。2026年6月26日に公表された、この調査の最新版です(2026年10月時点)。13〜79歳の1,800人に、それぞれのサービスを使っているかを尋ねています。

サービス全年代10代20代30代40代50代60代70代男性女性
LINE92.996.497.797.996.695.692.077.891.794.1
YouTube81.595.096.394.091.684.972.648.584.478.6
Instagram54.869.382.676.667.154.436.115.846.263.4
X44.756.473.467.757.040.224.810.844.744.7
TikTok36.767.961.544.742.632.221.211.131.841.7
Facebook27.014.323.437.438.933.122.612.526.727.3

単位は%。出典:総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2026年6月26日公表)概要p.12。調査は2025年12月1日〜7日、全国125地点、13〜79歳の男女1,800人(10代140人、20代218人、30代235人、40代298人、50代338人、60代274人、70代297人)。表の並びは全年代の利用率の高い順に並べ替えています。

なお、令和5年度までの調査は13〜69歳の1,500人が対象で、令和6年度から70代を含む1,800人になりました。報告書では、令和2〜5年度の「全年代」の数字も70代を含めて計算し直しているので、この記事の経年の数字はそのまま比べられます。一方で、当時の報告書の数字を引用している記事とは、数字が合わないことがあります。

60代の9割超が使うのはLINEだけ

この調査で利用を尋ねた7つのサービスのうち、60代で利用率が9割を超えているのは、LINE(92.0%)だけです。2番目はYouTubeの72.6%で、Instagramは36.1%です。70代でもLINEは77.8%あります。60代以上のお客さまが多い会社なら、新しいお客さまを探すSNSより、まずLINEでいまのお客さまとつながるほうが、届く相手は多いと考えられます。

Instagramは20〜40代と女性に強い(50代も5割超)

Instagramは20代82.6%、30代76.6%、40代67.1%。男女では女性63.4%、男性46.2%で、女性のほうが高いのは確かです。ただ、50代でも54.4%と半数を超えています。「若い女性だけのもの」と決めつけるのは言い過ぎです。全年代では2020年の36.1%から、2025年は54.8%まで増えています。

「中高年に届けるならFacebook」はデータでは言いにくい

「Facebookは30〜50代・ビジネス層向け」という説明をよく見かけます(「SNS 集客」で上位に出た記事のうち、読めた9本中6本がこの趣旨。10本のうち1本は表示できませんでした。2026年10月8日、Yahoo!検索でツクシが確認)。ところが、最新の調査では、Facebookの利用率はどの年代でも4割未満です。たしかにFacebookの中では30〜50代の利用率が高く(30代37.4%・40代38.9%・50代33.1%)、10〜20代より使われています。ただ、同じ40代ではInstagramが67.1%、Xが57.0%、TikTokが42.6%で、どれもFacebookより上です。50代もInstagram 54.4%に対してFacebook 33.1%でした。全年代では2020年の28.0%から2025年の27.0%と、ほぼ横ばいです。

「中高年に届けたいからFacebook」は、選ぶ理由になりにくいというのがツクシの見方です。地域の会や取引先とのつながりがすでにFacebookにある場合に、選ぶ価値があります。

TikTokは10〜20代だけではない

TikTokの利用率がいちばん高いのは10代の67.9%です。ただ、30代44.7%、40代42.6%と、30〜40代でも4割を超えています。全年代では2020年の14.9%から、2025年は36.7%まで増えました。

YouTubeは50代でも8割超

YouTubeは10〜40代で9割を超え、50代でも84.9%、60代でも72.6%です。上の年代まで届けたい会社にとって、LINEの次に幅広い年代が使っているサービスです。

Threadsは国の調査に入っていない

Threadsは、この調査の対象に入っていません。日本の利用者数も、公式の発表を確認できなかったため、ほかのSNSと同じ基準では比べられません。最初の1つとして選ぶ根拠は、今のところ見当たらないというのがツクシの見方です。

利用者数の数字が記事ごとに違う理由

「Instagramの国内利用者は○千万人」といった数字は、記事によってばらばらです。上位の記事を見比べると、Instagramは3,300万〜7,000万、TikTokは1,700万〜3,900万、LINEは8,000万〜9,700万と幅がありました(「SNS 集客」のYahoo!検索上位、2026年10月8日にツクシが確認)。多くの記事で、いつの数字か、どう数えたかが書かれていません。

各社が公式に出している数字は、次のとおりです(2026年10月時点で確認できたもの)。

サービス発表されている数字時点数え方・注意
LINE国内月間利用者数 1億2025年12月末時点(2026年1月29日発表)スマホに紐付くLINEアカウントのうち、1か月に一度でも起動したアカウントの数
TikTok日本の月間アクティブユーザー 4,200万2025年11月27日発表TikTokとTikTok Liteの合算(重複は除く)
YouTube18歳以上の月間利用者 7,370万人以上2024年5月時点報道で確認。Googleの原文は未確認
X6,700万2023年平均報道で確認。原文は未確認
Instagram3,300万2019年3月時点Metaが公式に出した日本の数字として確認できたのはこれが最後
Facebook公式の最新値は確認できませんでした

出典:LINEヤフー(2026年1月29日)、TikTok ニュースルーム(2025年11月27日)、アドタイ(2024年10月24日、YouTube Brandcast 2024の報道)、すまほん!!(Xの報道)、Meta(2019年6月)

この表の数字は、横に並べて比べないでください。時点も、数え方(アカウントの数か、人の数か、何歳以上か)もばらばらです。「どれがいちばん使われているか」を比べるなら、同じ人たちに同じ方法で尋ねた総務省の利用率のほうが向いています。

「見る人」と「投稿する人」は違う

同じ総務省の調査では、それぞれのサービスで「書き込む・投稿する」人の割合も尋ねています。利用している人の割合と並べると、次のようになります。

サービス利用している(全年代)書き込む・投稿する(全年代)利用している人のうち、書き込む・投稿する人(計算)
LINE92.9%51.2%約55%
Instagram54.8%18.0%約33%
Facebook27.0%6.2%約23%
X44.7%9.6%約21%
TikTok36.7%2.7%約7%
YouTube81.5%4.2%約5%

出典:総務省「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」5-1-2(2026年6月公表)。右の列はツクシの計算で、「書き込む・投稿する」の割合 ÷「利用している」の割合です(例:YouTubeは 4.2 ÷ 81.5 ≒ 0.05)。書き込む・投稿する人は、利用している人に含まれるものとして計算した目安です。

つまり、YouTubeとTikTokを使っている人の9割超は、「書き込む・投稿する」に当てはまらない計算になります(YouTube 約95%、TikTok 約93%)。Instagramは、利用している人の約3割が書き込み・投稿をしています。

ここから言えるのは、次の2つです。

  • コメントが少なくても、見られていないとは限らない:とくにYouTubeとTikTokは、ほとんどの人が見るだけです。反応の数だけで「やっても意味がない」と判断するのは早すぎます
  • 見るだけの人に伝わる中身にする:コメントで質問してもらう前提ではなく、見ただけで「何の会社か」「どう連絡すればいいか」が分かる作りにしておくと親切です

SNSごとの向き・不向き

ここからは、SNSごとに「どんな会社に向いているか」と、始める前に知っておきたい公式の情報をまとめます。内容は2026年10月時点のものです。

Instagram:写真と短い動画で、見た目が伝わる商売に

料理、髪型、店内の雰囲気、施工した家の写真。見た目で良さが伝わる商売に向いています。客層の中心が20〜40代や女性なら、最初の候補です。

Instagramのヘルプでは、次の条件をすべて満たすと、投稿がGoogleなどの検索結果に表示されることがある、とされています。

  • 18歳以上のアカウント
  • 公開アカウント
  • プロアカウント
  • 2020年1月1日以降に投稿したリールと投稿

お店の投稿が、Instagramの外の検索からも見つかる可能性がある、ということです(設定でオフにすることもできます)。表示されるかどうか、どの順位に出るかは決まっていません。

出典:Instagramヘルプセンター「検索エンジンでの表示」(2026年10月閲覧)

写真や動画の比率・画質で困ったときは、インスタの画質が落ちる理由と高画質で投稿する方法をご覧ください。

LINE公式アカウント:いまのお客さまに、お知らせを届ける

来店したお客さまや、問い合わせをくれた人に「友だち追加」してもらい、お知らせを送る使い方です。新しいお客さまを探すより、一度つながった人と関係を続けることに向いています。料金は次のとおりです。

プラン月額(税別)月額(税込)月に送れる無料メッセージ追加のメッセージ
コミュニケーション0円0円200通送れない
ライト5,000円5,500円5,000通送れない
スタンダード15,000円16,500円30,000通送れる(有料)

出典:LINE公式アカウント「料金プラン」(2026年10月時点)。公式の表示は税別で、税込はツクシの計算です。開設したときはコミュニケーションプランに設定されています。追加メッセージの料金は2026年10月1日に改定されたと案内されているため、単価は公式ページでご確認ください。料金は変わることがあります。

注意したいのが通数の数え方です。通数は「メッセージを送った回数 × 送った友だちの数」で数えます(1回に送れるのは吹き出し3つまで)。

計算の例:友だちが100人いて、月に2回お知らせを送ると、100人 × 2回 = 200通。これで無料プランの上限に届きます。友だちが増えてきたら、送る回数を絞るか、ライトプラン(月5,500円・税込)を考えるタイミングです。

YouTube:説明が要る仕事、幅広い年代に

リフォームの流れ、工事の様子、専門的な相談の中身。文章や写真だけでは伝わりにくい、説明が要る仕事に向いています。50代84.9%、60代72.6%と、上の年代まで届きやすいのも特徴です。

縦長か正方形の短い動画(ショート)は、2024年10月15日から順次、最長3分までアップロードできるようになっています。ホームページ用の数分の紹介動画と、そこから切り出した短い動画を、同じ撮影で用意しやすくなります。

出典:YouTube公式ブログ「ショートに関するアップデート」(2024年10月15日)

採用を目的にYouTubeを使う場合の始め方は、YouTube採用チャンネルの始め方にまとめています。

TikTok:10〜20代に知ってもらう。音楽の扱いに注意

10代67.9%、20代61.5%と、若い年代によく使われています。30〜40代でも4割を超えています。若い人に会社やお店の存在を知ってほしいときの候補です。

会社やお店のアカウント(ビジネスアカウント)で使える音楽には決まりがあります。TikTok for Businessの案内では、ビジネスアカウントで使えるのは、商用利用の許諾を事前に済ませた「商用音楽ライブラリ」の曲です。一般の音楽ライブラリの曲は、商用のコンテンツに使うことが事前に承認されていない、とされています。また、個人のアカウントで一般の音楽ライブラリの曲を使ってお店や会社を宣伝すると、著作権侵害のおそれがあるとも書かれています。お店の宣伝に使うなら、個人のアカウントでも商用音楽ライブラリの曲を選ぶのが安全です。

出典:TikTok for Business「商用音楽ライブラリ」(2026年10月閲覧)

X:20〜30代向け。地域の会社の最初の1つには選びにくい

Xは20代73.4%、30代67.7%とよく使われていますが、60代は24.8%、70代は10.8%と年代の差が大きいSNSです。地域のお客さまが相手の会社が「最初の1つ」に選ぶ理由は見つけにくい、というのがツクシの見方です。お客さまや取引先がすでにXでよく話題にしている業種なら、検討の余地があります。

Facebook:いまのつながりがある場合に

上で見たとおり、Facebookはどの年代でも利用率が4割未満です。地域の経営者の集まり、商工会、取引先との連絡がFacebookで回っているなら、そのつながりを活かす場所として使えます。新しいお客さまを探す目的で、最初に選ぶ理由は少ないと考えています。

業種別の始め方の例

ここまでの数字をもとに、業種ごとの始め方を例として並べます。どれも「こう選ぶと考えやすい」というツクシの提案で、正解ではありません。客層が違えば、選び方も変わります。

業種(例)まずやること次の1つ(例)見せるものの例
飲食・美容・小売などの店舗Googleマップの情報をそろえるInstagram、常連さんにはLINE公式料理・仕上がり・商品、店内の雰囲気、季節のメニュー
工務店・リフォーム・外構Googleマップの情報をそろえるInstagram(施工写真)か YouTube(工事の流れ)施工前後、職人さんの手元、工事の進め方の説明
士業事務所GoogleマップとホームページYouTube(よくある相談の解説)か、顧問先向けのLINE公式手続きの流れ、よくある質問、相談の進め方
採用に悩む会社求人票とホームページの採用ページTikTok か Instagram(10〜20代向け)、YouTube(仕事を詳しく見せる)働いている人、1日の流れ、職場の様子

※表はすべて例です。士業の方は、所属する会(弁護士会・税理士会など)が定める広告の規程も確認してください。

採用を目的にするなら、投稿の中身は集客とは変わります。見せるのは商品ではなく、働く人と職場です。考え方は中小企業のSNSが続かない理由の後半で整理しています。

期待しすぎないために:SNSでできること・できないこと

SNSでできること

  • 知ってもらうきっかけを増やす:検索しない人にも、お店や会社の存在が届く可能性がある
  • 来る前に雰囲気を伝える:写真や動画で、店内や仕事ぶり、人柄を先に見てもらえる
  • いまのお客さまとつながり続ける:LINE公式なら、お知らせを直接届けられる
  • 「ちゃんと動いている会社だ」と伝わる:調べたときに最近の投稿があると、安心材料になる

半数の会社はSNSをやっていない。効果を感じない会社も3割

企業のSNS運用について、2023年に2つの調査が出ています(これより新しい同種の調査は見つかりませんでした)。

調査主な結果
東京商工リサーチ(2023年8月、4,947社)「SNSを運用していない」54.8%。運用している企業(効果の質問に答えた2,044社、複数回答)では「特に効果は得られなかった」29.3%、「従業員採用の応募者が増加した」7.9%
帝国データバンク(2023年9月、1,022社)社外向けにSNSを「活用している」40.8%(大企業43.1%・中小企業40.5%・小規模企業39.3%)。InstagramとYouTubeでは、大企業の活用が中小企業を大きく上回る

出典:東京商工リサーチ「2023年「企業のSNS運用に関するアンケート」調査」(2023年8月21日公表)、帝国データバンク「企業におけるSNSのビジネス活用動向アンケート」(2023年9月14日公表)

SNSは始めれば必ず成果が出るものではありません。採用についても、応募が増えたと答えた会社は1割未満でした。一方で、まだ半分ほどの会社がやっていない場所でもあります。「やれば売上が上がる」と期待するより、目的を1つに決めて、続けられる形で始めるほうが、がっかりしにくいはずです。

帝国データバンクは、InstagramやYouTubeで大企業との差が大きい理由として、画像や動画の制作が必要で、中小企業は人材や費用の制約からコンテンツを作るのがより難しいことを挙げています。少人数の会社ほど、媒体を広げすぎないことが大切です。

始める前に決めておく3つ

  1. 目的:来店・問い合わせ・再来店・採用のうち、どれを一番増やしたいか
  2. 相手:届けたいのは何歳くらいの、どんな人か(年代別の表で、その人たちが使っているSNSを確かめる)
  3. 見る数字:1つだけ決める。たとえば、問い合わせをくれた人に「何を見て連絡しましたか」と聞いて記録する、など

トラブルを避けるための最低限のルール

  • お客さまや働く人が写るときは、事前に許可を取る。顔を出したくない人は、手元や後ろ姿で撮る
  • お客さまの名前、家の場所が分かる写真(表札や車のナンバーなど)、金額などは載せない。施工事例の写真は、お施主さまの許可をLINEのやりとりなど、あとで確かめられる形で残しておくと安心です
  • 誰が投稿してもよいか、どこまで書いてよいかを、社内(家族経営なら家族の間)で先に決めておく

1つに絞って続ける:1回撮って使い回す

SNSが止まる理由の多くは、気持ちではなく作業の負担です。少人数の会社ほど、媒体は1つに絞るのがおすすめです。どの工程で止まりやすいか、止まったときにどうするかは中小企業のSNSが続かない理由で詳しく書いています。ここでは、負担を減らすコツを3つだけ挙げます。

  • 1回撮って、使う場所ごとに見せ方を変える:同じ日に撮った写真や動画を、SNS、Googleマップ、ホームページ、チラシに使い回す。撮影の回数が減ります
  • 縦の短い動画は「音を消しても伝わる」ように:字幕は大きく太く。画面の上下の端は説明文やボタンと重なりやすいので、文字を置かないのが目安です
  • 撮るのは自社、編集は外へ:いちばん時間のかかる編集だけを外に頼む、という分け方もあります
動画を別のSNSに流用するときは、音楽に注意してください。あるSNSで使える曲が、ほかのSNSや広告でも使えるとは限りません。流用するときは音楽を外すか、その曲を配信しているサービスの利用規約や権利者の案内で、使ってよい範囲を確かめてから使うのが安全です。

費用:自分でやる場合と頼む場合

自分でやる場合

お金の面では、Googleビジネスプロフィールは無料、LINE公式アカウントも無料のコミュニケーションプランから始められます。友だちが増えて月200通を超えるようなら、ライトプラン(月5,500円・税込、2026年10月時点)が選択肢になります。

いちばんかかるのは時間です。撮影、編集、文章、投稿。とくに動画の編集は、慣れないうちは1本に時間がかかりがちです。「お金はかからないけれど、社長の時間がなくなる」ことも、費用のうちだと考えておくと判断しやすくなります。

頼む場合

外に頼む場合は、どこまで任せるかで金額が変わります。「撮影も編集も」「編集だけ」「画像だけ」など、止まっている工程だけを頼む方法もあります。依頼先のタイプごとの違いは柏の動画×SNS活用(依頼先の選び方)、紹介動画の費用の目安は会社紹介動画・PR動画の費用相場にまとめています。

ツクシに頼む場合

ツクシは我孫子を拠点にした個人事業です。窓口は最初から最後まで代表の橋爪が担当し、撮影と編集は案件に合わせて外部のパートナーとチームを組みます。「どのSNSから始めればいいか分からない」という段階からご相談いただけます。

メニュー料金(税込)内容
無料相談・打ち手診断0円何を撮れば、どこで使えるかを整理。SNSより先にやることがあれば、そうお伝えします
SNS用ショート動画月2本 55,000円〜企画・撮影・編集。撮影は月1回まとめて行い、反応を見ながら翌月の企画を一緒に決めます
動画編集のみ月額 30,000円〜自社で撮った素材を編集
会社・お店の紹介動画35万円例)3分の紹介動画1本+1.5分以内の短い動画3本。企画・構成・撮影・編集込み、修正2回まで
バナー・SNS画像1枚 5,500円〜/3枚 13,200円お知らせ・キャンペーン画像など
写真撮影のみ2時間 44,000円撮影リストの事前設計、色の補正、データの納品込み

※料金は一例です。尺・本数・撮影場所によって変わります。投稿作業やコメント対応まで含める場合は、内容に合わせてお見積りします。我孫子市・柏市以外は交通費を別途お見積りします。

ショート動画とSNS運用はSNS用ショート動画、写真や画像1枚からのご依頼は単発のご依頼、Googleマップや検索で見つけてもらう考え方はSEO対策・Googleマップ対策をご覧ください。

よくある質問

SNSは全部やったほうがいいですか?
少人数の会社なら、まず1つで十分です。媒体を増やすほど、撮影・編集・投稿の手間が増えます。目的と客層で1つ選び、続けられる形ができてから広げるのがおすすめです。選び方は冒頭の早見表をご覧ください。
Facebookはもう要らないですか?
要らないとは言えません。総務省の令和7年度調査では、Facebookの利用率はどの年代でも4割未満(最高は40代の38.9%)で、「中高年向けだから」という理由で選ぶ根拠にはなりにくくなっています。ただ、地域の会や取引先とのつながりがFacebookにあるなら、そのつながりを活かす場所として使えます。
TikTokは若い人しか見ていないのでは?
10代の利用率が67.9%といちばん高いのは確かですが、30代44.7%、40代42.6%と、30〜40代でも4割を超えています(総務省 令和7年度調査)。会社のアカウントで使える音楽には決まりがあるので、始める前に確かめておきましょう。
LINE公式アカウントは無料でどこまで使えますか?
2026年10月時点では、無料のコミュニケーションプランで月200通まで送れます。通数は「送った回数 × 送った友だちの数」で数えるので、友だち100人に月2回送ると200通で上限です。それ以上送るなら、ライトプラン(月5,000円・税別、税込5,500円)で月5,000通まで送れます。
SNSで採用はできますか?
できるとは言い切れません。東京商工リサーチの2023年の調査では、SNSを運用している企業のうち「従業員採用の応募者が増加した」と答えたのは7.9%でした。SNSだけに頼るより、求人票やホームページの採用ページを整えたうえで、働く人や職場の様子を伝える補助として使うのがおすすめです。考え方はYouTube採用チャンネルの始め方もご覧ください。
顔出しをしないとダメですか?
必ずしも必要ありません。手元の作業、道具、仕上がり、お店の風景だけでも伝えられることはあります。働く人やお客さまが写るときは、事前に許可を取り、顔を出したくない人は手元や後ろ姿で撮るなど、写り方を調整してください。
Threadsは始めたほうがいいですか?
今のところ、最初の1つにするのはおすすめしていません。総務省の調査の対象に入っておらず、日本の利用者数も公式の発表を確認できず、ほかのSNSと比べる材料がないからです。まずは利用率が確かめられるSNSか、Googleマップ・LINEから始めるのが無難です。

まとめ

  • SNSは名前ではなく、「誰に、何をしてほしいか」で選ぶ。近くのお客さまにはGoogleマップ、いまのお客さまにはLINE公式、新しいお客さまには客層の年代で1つ
  • 総務省の令和7年度調査(2026年6月公表)では、60代の9割超が使うのはLINEだけ(92.0%)。YouTubeは50代でも84.9%、Instagramは50代でも54.4%
  • 「中高年に届けるならFacebook」はデータでは言いにくい。Facebookはどの年代でも4割未満で、40〜50代でもInstagramのほうが高い
  • 各社の利用者数は時点も数え方も違うので、横に並べて比べない
  • YouTube・TikTokを使う人の9割超は「書き込む・投稿する」に当てはまらない(ツクシの計算)。コメントの数だけで判断しない
  • LINE公式の無料プランは月200通(2026年10月時点)。通数は「送った回数 × 友だちの数」
  • SNSは必ず成果が出るものではない。目的を1つ決め、媒体を1つに絞り、1回撮って使い回す

「うちはどれから始めればいいか、一緒に考えてほしい」という段階でも大丈夫です。お客さまの年代や目的をうかがって、最初の1つと、何を撮ればいいかを整理します。お問い合わせからどうぞ。先に自分で傾向を知りたい方は、3分でできる打ち手診断もあります。

「うちの場合はどうだろう?」と思ったら、まずは無料でご相談ください。

まずは、お話を聞かせてください。

ご相談は無料です。「何から始めればいいかわからない」という段階こそ、お気軽にどうぞ。