採用動画の費用相場は?種類別の目安・内訳・安く抑える方法

採用動画の費用相場は?種類別の目安・内訳・安く抑える方法

「採用動画って、結局いくらかかるの?」——調べても数万円から数百万円まで幅があって、余計に分からなくなりがちです。この記事では、費用相場を種類別・予算帯別に整理したうえで、見積書の内訳は何にいくらかかっているのか、どこを削れば安くなり、どこを削ると失敗するのかまでまとめます。金額の妥当性を、自分で判断できるようになるのがゴールです。

採用動画の費用相場を種類別に整理

採用動画とひとことで言っても、目的によって作り方も費用もまったく違います。まずは代表的な4タイプの相場感を、目安として整理しました。金額はあくまで一般的な範囲で、内容によって前後します。

タイプ費用の目安特徴・向いている用途
社員インタビュー型
(固定カメラ・1名)
10〜30万円いちばん手軽。1名に話してもらう形。まず1本試したいとき
社員インタビュー型
(複数名・複数拠点)
30〜80万円職種ごとに複数名。拠点が増えるほど撮影日数が伸びる
会社紹介・PR型30〜80万円事業や職場をまとめて紹介。定番の入口
1日密着ドキュメンタリー型
(社長・現場)
50〜200万円丸1日密着してリアルな空気を伝える。ミスマッチ対策と相性が良い
ショート動画(SNS用の短尺)3〜20万円/本15〜60秒。既存素材の切り抜きなら安く作れる
座談会・対談型30〜80万円複数名の関係性が伝わる。人間関係の不安に効く
アニメーション・実写合成型50〜300万円超世界観重視。作り込むほど高額になりやすい
YouTube採用チャンネル運用
(継続)
月額10〜50万円単発ではなく継続。定期撮影・編集・投稿までを含む

※金額は、複数の制作会社・比較メディアが公表している目安を突き合わせて整理したものです(moovy/動画幹事/むびる ほか)。公的な統計ではありません。制作会社・内容・撮影地域によって上下します。とくにドキュメンタリー型は「80〜200万円」と書かれることが多い一方、下限を50万円としている会社もあり、実勢としては50〜200万円と見るのが近いです。

とくに、入社後の「思っていたのと違う」を減らしたい——つまり採用ミスマッチを防ぎたいなら、リアルな空気を丸ごと伝えられるドキュメンタリー型が相性の良い選択肢になります。ありのままを事前に見せるRJP(リアリスティック・ジョブ・プレビュー)の考え方とも、ぴったり噛み合うタイプです。

費用の内訳|何にいくらかかっているのか

見積書の総額だけを見ても、高いのか安いのか判断できません。採用動画の費用は、だいたい次の項目に分かれています。

項目目安何にかかるお金か
企画・構成・台本5〜20万円誰に何を伝えるかの設計、当日の進行台本。ここの質が仕上がりを決めます
撮影(1日あたり)5〜100万円カメラマン・音声・照明の人件費と機材費。人数と機材で大きく変わる
編集10〜100万円カット、テロップ、色調整。オフライン編集(構成)とオンライン編集(仕上げ)に分かれることも
ナレーション3〜10万円プロに読んでもらう場合。社長や社員の地声なら不要
音楽・効果音3〜15万円BGMの利用料。既存のライセンス音源か、オリジナル制作かで差が出る
出張費・移動拘束費実費〜数万円遠方から来てもらう場合。見積書に入っていないことがある項目

※各社が公表している内訳の目安を突き合わせたものです。会社によって項目の区切り方も金額も異なります。公的な統計ではありません。

内訳を見るときのコツは、「撮影1日の単価」と「編集の単価」を分けて確認することです。総額が同じ80万円でも、撮影に60万・編集に20万の会社と、撮影に20万・編集に60万の会社では、出来上がるものがまったく違います。密着ドキュメンタリーのように「その場の空気」を撮るタイプなら、撮影側に厚みがあるほうが自然です。

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なぜ価格に差が出るのか?5つの要素

同じ「採用動画」でも、10万円と150万円では何が違うのか。価格を左右する主な要素は、次の5つです。見積もりを見るときは、この5点がどう設計されているかを確認すると、金額の妥当性が判断できます。

  • 企画・構成の深さ:テンプレに当てはめるのか、その会社だけの切り口を設計するのか。
  • 撮影日数:半日で終えるのか、社長の1日にまるごと密着するのか。
  • 出演者・現場の数:登場する人や撮影場所が増えるほど、手間もコストも上がります。
  • 編集の作り込み:カット・テロップ・音楽・カラー調整など、仕上げの精度。
  • 納品本数:本編1本だけか、SNS用の短尺切り抜きを複数本セットで作るか。

ここで見落とされがちなのが、最後の「納品本数」です。1回の撮影から、じっくり見せる本編と、SNSで拡散しやすい短尺の切り抜きを複数本つくれば、1回の撮影が“何度も使える資産”に変わります。単価だけでなく「1回の撮影から何本・どれだけ長く使えるか」で見ると、コストの実感は変わってきます。

注意:「とにかく安く」で選ぶと、テンプレートに当てはめただけの“どこかで見た動画”になりがちです。サービス紹介はどこも似て見えますが、社長・働く人・現場の空気は、その会社にしかない魅力。安さと引き換えに、いちばん伝えたいリアルが薄まっていないか——ここは慎重に見てください。

予算帯別にできること

「いくらあれば、何ができるのか」を先に知っておくと、見積もりの読み方が変わります。

予算現実的にできること割り切りが必要な点
〜10万円短尺1本。既存素材の編集、スマホ撮影+編集代行撮影は自社で行う前提になりやすい
10〜30万円固定カメラでの社員インタビュー1〜2本。半日撮影凝った構成や複数拠点は難しい
30〜50万円半日〜1日撮影+本編1本。SNS用の切り抜きを数本アニメーションや大がかりな演出は対象外
50〜100万円1日密着+本編+切り抜き複数本。企画から設計複数拠点・多職種を1本に詰め込むのは無理がある
100〜200万円複数日撮影、職種別に複数本、丁寧な作り込み———

中小企業が最初の1本を作るなら、30〜80万円の帯に収まることがほとんどです。いきなり200万円の企画を検討する必要はありません。

会社の規模で変わるのはどこか

「うちの規模だといくらぐらい?」とよく聞かれます。実は、従業員数そのもので価格が決まるわけではありません。規模が大きくなると、撮る対象と必要な本数が増える——これが費用に効いてきます。

従業員数増えるもの現実的な予算帯
〜10名社長+数名。拠点も1か所。1日で撮り切れる30〜50万円
10〜30名職種が2〜3に分かれる。現場と事務の両方を撮る50〜80万円
30〜100名拠点が複数。職種別に見せ分けたくなる80〜150万円
100名以上部署別・職種別に複数本。継続運用の検討も入る150万円〜/継続運用

※この予算帯は、上の「内訳」と「予算帯別にできること」から当社が組み立てた目安です。業界の統計ではありません。

なお「制作規模」という意味で規模別を調べている場合は、上の予算帯別にできることをご覧ください。撮影日数・出演人数・納品本数のどれを増やすかで金額が動きます。

費用を安く抑える7つの方法と、削ってはいけない1点

やり方次第で、同じ内容でも費用は変わります。効果の大きい順に挙げます。

  1. 撮影日数を減らす:半日に収める。費用への影響がいちばん大きい項目です
  2. 社員に出てもらう:モデルや俳優を使わない。採用動画ではむしろ社員のほうが伝わります
  3. 撮影場所を1か所にまとめる:移動が減ると、その分の拘束費も減ります
  4. 尺を短くする:10分の動画より2分の動画。編集工数が下がり、しかも最後まで見てもらえます
  5. ナレーションを入れない:社長や社員の地声のほうが、採用動画では自然なことが多いです
  6. 1回の撮影から複数本つくる:本編+SNS用の切り抜き。1回の撮影の単価は変わらず、使える素材が増えます
  7. 撮影を自社で、編集だけ依頼する:継続的に発信するなら、この形がいちばん安く続きます
ただし、企画・構成費だけは削らないでください。ここは見積書の中でいちばん安く見える項目(5〜20万円)ですが、削った瞬間に「テンプレートに当てはめただけの、どこかで見た動画」になります。撮影と編集にいくらかけても、設計が空っぽなら伝わりません。安くしたいときは、企画は残して、撮影日数と尺を削るのが正解です。

制作の流れと期間

依頼してから公開まで、一般的には1〜2か月ほどです。急ぎの場合は短縮できることもありますが、企画を詰める時間が削られます。

ステップやること期間の目安
① 相談・ヒアリング採用の課題を整理。動画で何を解決するかを決める1〜2週間
② 見積・契約構成案と金額の確定1週間
③ 企画・構成誰に何を伝えるか、当日の進行を設計1〜2週間
④ 撮影半日〜1日(密着型は丸1日)1日
⑤ 編集(初稿)カット・テロップ・音楽2〜3週間
⑥ 修正確認と手直し。回数の上限は契約時に確認を1週間
⑦ 納品・公開データ納品、媒体やYouTubeへ掲載数日

見積書で必ず確認する4点

総額が同じでも、次の4点が書かれているかどうかで、あとから足が出るかが変わります。

  • 修正回数の上限:「2回まで無料、3回目から1回◯万円」など。ここが無記載だと、後で揉めやすい項目の筆頭です
  • BGMの著作権・利用料:使用料が含まれているか。ライセンスの範囲(YouTube可か、テレビCM可か)も確認を
  • 二次利用の範囲:撮影した素材を、別の用途(会社案内・展示会・SNS)に使ってよいか。追加費用がかかることがあります
  • 出張費・移動拘束費:遠方の会社に依頼する場合。交通費に加えて、移動時間分の拘束費が乗ることがあります

あわせて、「追加撮影1回あたりいくらか」も聞いておくと安心です。続けて発信したい会社ほど、ここが総額を左右します。

失敗しない依頼先の選び方と“作って終わり”回避

採用動画でいちばん多い失敗は、「立派な動画はできたが、作って終わりで誰にも見られていない」という状態です。これを避けるために、依頼先を選ぶときは次の3点を確認しましょう。

①「採用の目的」から逆算してくれるか

良い依頼先は、いきなり「どんな動画にしますか」ではなく「採用のどこに課題がありますか」から入ります。動画はあくまで手段。ミスマッチを減らしたいのか、応募数を増やしたいのか——目的を一緒に整理してくれる相手を選びましょう。

②公開後の「活用」まで見ているか

求人媒体・自社サイト・YouTube・SNSなど、応募者が実際に見る場所で使い続ける設計があるか。撮影して納品して終わり、ではなく、公開後の運用まで見据えているかを確認します。継続的にYouTube採用チャンネルを育てる発想があると、動画は長く効きます。

③費用を「損失」から逆算できているか

採用にかかるお金は、求人広告費や人材紹介料だけではありません。面接にかかる時間、教育の手間、そして辞められたときにもう一度かかる採用費まで含めて考える必要があります。厚生労働省の調査では、就職後3年以内の離職率は大学卒で33.8%、高校卒で37.9%(令和4年3月卒業者)。さらに事業所規模別で見ると、大卒は従業員30〜99人で41.9%、5〜29人では52.0%。規模が小さいほど辞められています。

出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」(中学54.1%/高校37.9%/短大等44.5%/大学33.8%。事業所規模別・大卒:5人未満57.5%/5〜29人52.0%/30〜99人41.9%/100〜499人33.9%)

「動画にいくらかかるか」だけでなく、採用と離職にいくらかかっているかから逆算して一緒に考えてくれる相手かどうかは、大事な見極めポイントです。

実際にあった話として。社長に1日密着して撮影した不動産会社(イエステーション金町店/株式会社フジホーム・代表 飯島諸祐様)では、動画を作ったことで国立大の新卒が応募してくれるようになったとのお声をいただきました。応募数が増えたという話ではなく、応募してくる人が変わったという話です。→ 導入事例と実際の動画を見る
※この会社へのご支援はホームページ・コラム・SNSも含む全体のもので、変化はその複合的な成果です。効果には企業差があります。

依頼先タイプ別の相場と、当社の価格

同じ内容でも、どこに頼むかで金額は変わります。中間に入る会社が増えるほど、当然その分が乗ります。

依頼先相場の傾向特徴
大手・総合広告代理店高い大規模に対応できるが、実制作は外注されることが多い
映像制作会社中〜高品質は安定。企画から任せられる
マッチングサイト経由中比較しやすい。紹介手数料が価格に含まれる場合がある
フリーランス・個人事業低〜中中間マージンと移動コストが乗らない。対応できる規模には限りがある

ツクシは個人で運営しています。安売りをしているのではなく、中間マージンと都内からの移動コストが乗らない分、同じ内容を低い価格で出せるという構造です。我孫子・柏を拠点にしているので、東葛エリアなら追加撮影にも動けます。

料金は次のとおり公開しています。

プラン料金内容
入口0円採用ミスマッチ“見える化”診断+無料相談(LINEで完結)
まず試す月額3万円〜/1本から撮影は自社、編集を当社が代行。続けやすい形
本命55万円(単発・税込)社長1日密着ドキュメンタリー。本編+SNS用の切り抜き複数本、企画・構成・台本込み
継続月額22万円前後〜(税込・要相談)YouTube採用チャンネルの定期撮影・編集・投稿運用

密着ドキュメンタリーの相場は50〜200万円とされる中で、55万円(税込)に設定しています。単発制作の値下げはしていません。そのかわり、企画・構成から当社が設計します。

御社に必要な採用動画は、どのタイプ?無料で診断します

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よくある質問(FAQ)

採用動画はいくらぐらいで作れますか?
種類によって幅があります。社員インタビューやシンプルな紹介動画は数万円〜30万円程度、社長の1日に密着するようなドキュメンタリー型は相場80〜200万円とされます(moovy/動画幹事)。企画・撮影日数・出演人数・編集の作り込み・本数によって費用は変わります。
安い採用動画と高い採用動画は何が違うのですか?
主な違いは、企画の深さ・撮影にかける日数・出演者や現場の数・編集の作り込み・納品本数です。安さだけで選ぶと、テンプレートに当てはめた“どこかで見た動画”になり、自社らしさや応募者に伝えたいリアルが薄まることがあります。目的に合った作り込みかどうかで判断するのがおすすめです。
採用動画の費用の内訳を教えてください。
企画・構成・台本が5〜20万円、撮影が1日5〜100万円、編集が10〜100万円、ナレーションが3〜10万円、音楽・効果音が3〜15万円、これに出張費が加わるのが一般的な区切り方です。会社によって項目の分け方は異なります。総額より、撮影と編集それぞれの単価を分けて確認するのがおすすめです。
採用動画の費用を安く抑えるには?
効果が大きい順に、撮影日数を減らす、社員に出演してもらう、撮影場所を1か所にまとめる、尺を短くする、ナレーションを入れない、1回の撮影から複数本つくる、撮影を自社で行い編集だけ依頼する、の7つです。ただし企画・構成費だけは削らないでください。ここを削ると、テンプレートに当てはめただけの動画になります。
会社の規模によって費用は変わりますか?
従業員数そのもので決まるわけではありませんが、規模が大きいほど撮影する拠点・職種・人数が増え、必要な本数も増えるため費用は上がります。目安としては10名程度で30〜50万円、10〜30名で50〜80万円、30〜100名で80〜150万円、100名以上は150万円〜や継続運用の検討となります。
依頼してから公開まで、どのくらいかかりますか?
一般的に1〜2か月です。相談・ヒアリングに1〜2週間、見積・契約に1週間、企画・構成に1〜2週間、撮影1日、編集の初稿に2〜3週間、修正に1週間、納品という流れになります。急ぐ場合は短縮できますが、企画を詰める時間が削られます。
見積書で確認しておくべき点はありますか?
修正回数の上限、BGMの著作権・利用料が含まれているか、撮影素材の二次利用の範囲、出張費・移動拘束費の4点です。あわせて「追加撮影1回あたりいくらか」も聞いておくと、後から足が出にくくなります。
採用動画は作れば応募が増えますか?
作れば必ず増えるものではありません。効果には個人差・企業差があります。大切なのは「作って終わり」にせず、求人媒体・自社サイト・SNSなど応募者が見る場所で活用し続けることです。動画は集客の一手段であり、活用の設計とセットで初めて力を発揮します。

東葛エリアの会社が見積もりを比べるとき

見積もりを比較するとき、地域の会社が見落としやすいのが移動にかかるコストです。都内の制作会社に依頼する場合、交通費に加えて移動時間分の拘束費が乗ることがあります。

金額そのもの以上に効いてくるのが、「気軽に追加撮影ができなくなる」という点です。再訪コストが高いと、1日で撮り切る前提の組み方になり、撮り直しも実質できません。結果として、映像の自然さに差が出ます。

見積もりを見るときは、総額だけでなく「追加撮影1回あたりいくらか」を確認してください。継続的に発信したい場合は、ここが総コストを大きく左右します。

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